保育の現場で人気の「パネルシアター」。子どもたちの集中力を高め、表現力や想像力を育てる素晴らしいアイテムですよね。でも忙しい毎日の中で、作成に時間をかけるのは大変です。
絵を写して色を塗って切って…パネルシアターって作るのが面倒…。
インクジェット対応Pペーパーを使ってみたら?
インクジェット対応Pペーパーは無料の型紙を印刷して切るだけでペープサートが完成する、忙しい保育士さんにピッタリの便利なアイテムです。
この記事ではインクジェット対応Pペーパーを使用したパネルシアターの作り方をご紹介していきます。
インクジェット対応Pペーパーとは?どこに売ってる?
インクジェット対応Pペーパーとは?
Pペーパーとは、パネルシアターで絵人形や背景を作るために使用される不織布です。一般的なPペーパーはプリンターに対応していませんが、インクジェット対応のPペーパーはプリンターで印刷できるように作られているため、下絵を描いたり、着色したりする手間が省けるというメリットがあります。
どこで売ってるの?
インクジェット対応Pペーパーは主に以下のような場所で売られています。
- オンラインショップ(Amazon・楽天等・公式オンラインショップ等)
- 本屋(保育関連本と一緒に置かれていることが多いです)
- 文具店
- 大型雑貨店(東急ハンズ、ロフト等)
しかし、大型店でないと取り扱っていないことも多く、また時期によって取り扱いが無い場合もあります。
すぐに入手したい場合は、事前に在庫確認をするか、オンラインショップで購入するのが確実でしょう。
インクジェット対応Pペーパーを使ったパネルシアターの作り方
インクジェット対応Pペーパーを使用したパネルシアターの作り方は簡単。
無料の型紙をインクジェット対応Pペーパーに印刷し、切って完成!これだけです。
印刷して切るだけ!これならできそう
しかし便利なインクジェット対応Pペーパーにも注意点が。以下で解説します。
インクジェット対応Pペーパーの注意点
インクジェット対応Pペーパーを使用する際の主な注意点は以下の3つです。
・色が薄く印刷される場合がある
・印刷後すぐに乾かない
・水分に触れるとインクが滲む
それぞれの注意点とその対策について以下で詳しく解説します。
色が薄くなる場合も…発色の違いは?
インクジェット対応Pペーパーは普通紙に比べて色が薄く印刷される場合があります。とくに淡い色や細かいデザインが多い場合は注意が必要です。
普通紙
インクジェット対応Pペーパー
たしかに少し薄いかも…?
気になる場合は黒の油性ペンで線を上書きするとハッキリするわよ
発色は使用するプリンターやPペーパーによっても異なります。ご自身の環境に合わせて調節してみてください。
印刷直後は触らないで!インクがすぐに乾かない場合も
インクジェット対応Pペーパーは普通紙に比べ、印刷後のインクの渇きが悪い傾向にあります。
印刷直後に絵の部分を触ってしまうと、インクが他の場所に移ってパネルシアターが台無し、なんてことも…。
パネルシアターを綺麗に完成させるため、以下の点に気を付けましょう。
・印刷直後は要注意!絵の部分に触らないようにする
・複数枚印刷する場合はPペーパー同士が重ならないようにする
・インクが乾いたことを確認してから切る
ボンドを使う際は注意!綺麗に仕上げるために気を付けること
パネルシアターを印刷後、時間をおいてインクが乾いた後もインクジェット対応Pペーパーに水分が触れないよう注意しましょう。水分が付着すると、インクが滲み、せっかく作ったパネルシアターが台無しになってしまうこともあります。
ボンドで貼り合わせた後おもしをしておいたらこんなことに…
パネルシアター作成中に水分が付きやすい主な行動は以下のようなものがあります。綺麗に仕上げるため、気を付けましょう!
・濡れた手やボンド等が付着した手で触る
・ボンドで接着後おもしをする(水分が滲み出ます)
使い比べレビュー:インクジェット対応Pペーパーの特徴
市販されているインクジェット対応Pペーパーにいくつか種類があります。今回は、手に入りやすい2種類のインクジェット対応Pペーパー(A4サイズ)を実際に使い比べてみました。それぞれの特徴を見ていきましょう。
わくわくパネルシアター パネルシアター用Pペーパー
- A4サイズ20枚入り1,514円(税込)
- 紙の厚さは0.4mm
- 持った感じは柔らかい
- 両面ともざらざらとした手触り
- 発色は少し薄くなる
- 印刷後すぐはインクが乾いていない
PriPri パネルシアター用Pペーパー
- A4サイズ20枚入り1,398円(税込)
- 紙の厚さは0.4mm
- 持った感じは「わくわくパネルシアター」に比べると僅かに硬い
- ざらざらの面とさらさらとした面がある。両面ともに印刷可能で、どちらの面もほぼ同じように印刷された
- 発色は少し薄くなる
- 印刷後すぐはインクが乾いていない
どっちが使いやすい?結論は
結論から言うと、使い心地はどちらもほぼ変わりませんでした。
価格が低いものを求めている場合は「PriPri」、ざらざらとした手触りが好みの場合は「わくわくパネルシアター」など、好みで使い分けて良いでしょう。
まとめ:忙しい保育士さんに!時短パネルシアターのすすめ
日々忙しい保育士さんは、パネルシアター作成などの保育準備の時間が取りづらいもの。インクジェット対応Pペーパーを使えば、負担なくサッとパネルシアターを作ることができます。
また、季節に応じたテーマや、行事、子ども達が今興味を持っている題材のパネルシアターもすぐに作成できるようになります。
子どもの興味関心をすぐに取り入れられるんだね
ぜひこの便利なアイテムを取り入れて、心と時間に余裕をもって保育を楽しんでください!