「十二支のはじまり」は、干支について子ども達に分かりやすく伝えることができるお話です。台本付きなので、すぐに用意することができますよ。3歳以上の幼児クラスに特にオススメの内容となっています。
今回は、「十二支のはじまり」のパネルシアターの作り方、演じ方を保育士さん向けに分かりやすくご紹介していきます。
作り方
印刷する
①Pペーパーに直接印刷(オススメ)
プリンターをお持ちなら、インクジェット対応のPペーパーに直接印刷するのが一番簡単でオススメ。
当サイトの型紙はすべてA4サイズですので、そのまま印刷するだけでOK!後は、切り抜けば完成です。
メリット | デメリット |
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・簡単・手軽に作ることができる ・絵が苦手な方でも大丈夫! | ・プリンターによって色が少し薄くなる場合がある ・アレンジができない |
➁ 型紙を印刷して写し取る
型紙を印刷してPペーパーに写し取り、絵の具やポスターカラー等で色を塗る一般的な方法でももちろん作成できます。
メリット | デメリット |
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・アレンジをしてオリジナルのパネルシアターを作ることができる | ・大きさや色を自由に決められる・色を塗る際失敗する可能性がある | ・時間と手間がかかる
ネズミ・猫・犬・サルは裏表で貼り合わせる
ネズミ・猫・犬・サルはそれぞれ2つずつパーツがあるため、裏表で貼り合わせてください。
貼り合わせる際はボンドがオススメです。薄くボンドを塗り、そっと抑えて貼り合わせたらそのまま乾くまで待ちましょう。
おもしなどをして貼り合わせようとするとボンドの水分でインクが滲んでしまうことがあるためお気を付けください。
演じ方
写真付き演じ方
昔々のお話です。神様が森の動物達を集めて言いました。
「お正月の朝、わしの家まで来なさい。早く来た者から順に12番まで、一年ごとに動物の大将にしてあげよう」
動物達は皆自分こそが一番になるのだと大盛り上がりです。
そこに猫が遅れてやってきました。
「やあネズミくん。神様はなんのお話をしてたんだい?」
「ああ猫くん。なんでも、お正月の、次の日の朝に神様の家に早く来た動物を、一年ずつ動物の大将にしてくれるそうだよ」
ネズミは、イタズラをして、猫にウソを教えました。
「そうなんだ!ネズミくん、教えてくれてありがとう」
ウソとも知らず猫は帰っていきます。
さて、お正月はもう明日。動物たちはそれぞれ明日に備えることにしました。
「僕は足が遅いから、早めに出発しよう」
真面目な牛は、そう言って夜のうちに出発することにしました。
それを見ていたネズミは
「しめしめ」
と言って、こっそり牛の背中に乗りました。
お正月の朝になりました。
神様の家の前に、昨日の夜に出発した牛が到着しました。
「やったぁ、僕が一番だ!」
牛がそう思った瞬間、ぴょーん!と牛の背中からネズミが飛び降りて、はじめにゴールしました。
こうしてネズミが一番、牛が2番になりました。
次に足の速いトラとウサギがやってきて、トラが3番、ウサギが4番になりました。
次に辰がぴゅーんと空を飛んでやってきて、5番になりました。
にょろにょろと素早く走ってきたヘビは、6番になりました。
仲良しの馬と羊は順番にゴールして、7番が馬、8番が羊になりました。
仲の悪いサルと犬は競走中も喧嘩ばかり。
見かねたトリが2匹の間に入って喧嘩を止めました。
こうしてサルが9番、トリが10番、犬が11番になりました。
最後にイノシシが慌ててやって来て、12番になりました。
こうして、ネズミ、牛、トラ、ウサギ、辰、ヘビ、馬、羊、サル、トリ、犬、イノシシが順番に動物の大将となることになり、これが十二支となりました。
さて、お正月の次の日、猫が神様の家にやってきました。
「神様!やって来ました!」
「おや、競争なら昨日終わったぞ」
「ええ!?ネズミくんめ、騙したな~!」
猫はネズミが嘘をついたことに気づき、とっても怒りました。
それからというもの、猫はネズミを見かけると追いかけるようになったといいますよ。
おしまい
「十二支のはじまり」の無料型紙には演じ方と台本も入っています。演じる際の参考にしてみてください。
年末やお正月の集まりなどにオススメのパネルシアターです。
今年(来年)は何年?みんなの生まれた年は何年か知ってる?…といったように話を広げるのもいいですね。
無料型紙ダウンロードはこちら
「十二支のはじまり」パネルシアター無料型紙のダウンロードは以下の記事からどうぞ!
いかがでしたか?この記事を参考に、ぜひパネルシアターを作ってみてください。